彼をご存知だろうか?

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テテーテ テテテ テテーテ テテテ テテテテテー テテー テテー♪

のBGMでお馴染みの彼は「呼び込み君」。僕が日頃通うスーパーには決まって彼がいる。店内のどこかに鎮座し、上記のキャッチーなBGMを延々と流し続ける働き者なのである。っていうか、この耳に残るBGMが彼から発せられていて、しかもその名を「呼び込み君」という事実を、割と最近知ったのだけど。いつだったか、トリビアの泉か何かの番組で、彼が紹介されていた気がするので、僕の住む地域限定で活躍しているワケではないと思う。おそらく彼の仲間が、今こうしている間にも全国津々浦々のスーパーで、店内を賑やかにしているに違いない、と推察する。

自室にいながらスーパーに来た感覚。なんというかそれだけのハナシでした。今日も暑い・・・

 

映画鑑賞記

アレン・ヒューズ監督作「ブロークンシティ」("Broken City" : 2013)

市長選目前のニューヨークを舞台に、私立探偵の男が市長の策謀を暴くべく奮闘するクライム・サスペンス作品。

ニューヨーク市警の刑事だったタガート(マーク・ウォールバーグ)は、恋人ナタリーの妹をレイプし殺害した犯人の少年を確保するも、衝動に駆られ銃殺してしまう。タガートは過剰防衛が問われ、殺人容疑で裁判にかけられる。彼の有罪を裏付ける証拠は存在したのだが、市長のホステラー(ラッセル・クロウ)がこれを握りつぶし、無罪が確定する。しかし、タガートはホステラーに辞職を迫られ、止む無くこれを飲む。それから7年が経ち、ニューヨークは市長選を目前に控え、現職ホステラーと新人のヴァリアント、二候補で接戦が繰り広げられていた。タガートは私立探偵に転身しており、日々の仕事に追われていた。そんな折、タガートはホステラーに呼び出される。7年ぶりの再会の真意を図りかねるタガートに、ホステラーは妻キャサリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の浮気調査を依頼する。公開討論を前に、不安材料を取り除いておきたいのだという。高額な報酬を提示され、その依頼を受けるタガート。市長選の影で蠢く巨大な陰謀に巻き込まれている事を、彼はまだ知る由もなかった。

マーク・ウォールバーグとラッセル・クロウの対決がアツい一作。タガートの殺人の証拠を握るホステラーは、それを切り札として保持し、タガートを巧く利用しようと企むワケですな。一方、タガートも当時の件でしこりが残っており、その身を賭して正義を貫かんとする。市長選が刻々と近づく中、街の再開発に絡む陰謀の全貌が明らかになっていく、と。豪華キャスト陣の安定した演技と、硬派なストーリーがとても良い感じ。ラッセル・クロウの市長役はハマってるわ。討論会でドヤ顔で演説をぶるシーンなんか印象的。ときに最近、キャサリン・ゼタ=ジョーンズをよく見かけるようになって個人的には嬉しい。この調子でもっといろんな作品に出演して欲しいところ。なんともカッコイイ熟女なのである。

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ベルナール・ニコラ監督作「原発廃炉は可能か? 史上最大のミッション・インポッシブル」("Centrales nucléaires, démantèlement impossible ?" : 2013)

原発廃炉をテーマにしたドキュメンタリー作品。仏・独・米の各地に点在する原発と、その周辺地域の実情を俯瞰しながら、廃炉の可能性と放射性廃棄物の処分の在り方を探る。

日本では原発の再稼働待ったなしの状況だが、世界を見渡せば既に廃炉の決定がなされ、そのプロセスに移行している国がある。仏・独・米がそれに該当するが、当然福島の様な致命的な事故をきっかけに、廃炉が選択されたワケではないので、粛々と「廃炉へ向けた作業」が進んでいる感じである。いわば通常のプロセスのはずなのだが、それにも関わらず、廃炉への道筋を立てるのがいかに困難かが良く分かる構成となっている。

除染、解体、放射性廃棄物の処分、どれを取っても確固たる方法が確立されておらず、手探りのままに計画が進められている。処分場建設には周辺地域の住民との衝突が避けられず、多くの場合、建設の目処すら立たない。加えて、廃炉に携わる作業員の確保と、技術の継承も頭を悩ませる問題である。要するに、「普通に」廃炉にしようと思っても、途方も無い労力と時間とカネが必要なのである。何十年もの時間、何兆円ものコスト。日本では福島の事故が起きて初めて、この辺りの議論が真剣になされる様になった。しかし、未だ答えを得るには程遠く、それどころか再稼働させようとしている。僕は理系畑出身故に、原発を完全に否定する気にはなれないのだが、少なくとも廃炉の方法を確立せぬままに、再稼働に狂奔する現政権の姿勢には呆れて物が言えない。本作を観ると、こと廃炉に関して、日本は周回遅れもいいところだと感じる。

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